可月亭庭園美術館

可月亭庭園とは

可月亭庭園は、徳川末期に活躍した武士であり禅学をおさめた文化人小堀遠州の弟子、目黒浄定によって造形されたとされています。目黒浄亭は徳川幕府のお抱え庭師であり、会津藩主松平容頌公(五代目藩主)の招きにより名園「御薬園」を築庭した際に、攬勝亭庭園とともに可月亭庭園も築庭したと言われています。そのことから、これら3つの庭園を会津3庭園と言うこともあります。可月亭庭園は、山水庭としての特徴を備えており、大小2つの築山と心字池を巧みに配した泉水から構成されています。また、正面の築山に見える五葉松や苔むした灯篭類は十分にその歴史の重さを感じさせます。

鍋三本店・土蔵

土蔵は長い歴史のなかで何度か火災に遭遇してきました。現在の土蔵は、昭和7年9月に建てられた建築物であり、当時流行した雪に強く、また大きなスペースを確保できるトラス構造になっています。この1階、2階部分を美術展示場として再生しています。

鍋三本店・客間

鍋三本店の客間空間として昭和7年秋から8年春にかけて建築されたものです。当時、母屋とは渡り廊下でつながっていました。土蔵と同じく、小屋組みがトラス構造になっており、天井も高く、和風の贅沢な空間を確保した造りになっています。また、縁側木材には幅広のトチ材が用いられています。こちらの襖絵、天袋の画も地元ゆかりの作家の手によるものです。

今後の展示予定

初夏の候
里見勝蔵の作品を中心とした展示

フランスのブラマンクに学んだ里見勝蔵は、日本の野獣派作家として良く知られています。先代の当主星野正三は里見勝蔵と親交があり、一定のコレクションがあることから、それらを中心に展示する予定です。

初秋の候
収蔵作品の中から星野家ゆかりの日本画家を中心に展示

院展で活躍した本県ゆかりの須田珙中、県内で活躍し星野家とも親交のあった松原石舟の作品を中心に展示する予定です。

晩秋の候
収蔵作品の中から会津ゆかりの水彩・版画展を中心に展示

会津出身で会津の風景にこだわりながら中央の画壇で活躍した水彩画家や版画家を中心に展示の予定です。

初春の候
伊庭野家のコレクションを中心に展示

戦後日本の復興や近代化の歩みの中では、西洋文化を通して学んだものも少なくありません。東京武蔵野の伊庭野家に出入りした芸術家のサロン的雰囲気から自然に生まれたコレクションは、当時の関心のあり様をよく伝えています。

パフォーマンス・アーカイブ・コーナーの設置

1984年檜枝岐村から始まった30年間のパフォーマンス・フェスティバルのビデオ記録、さらには海外交流を通じて入手したパフォーミングアーツ等の貴重な記録を収集して来ました。これらの鑑賞もできるように準備を進めています。

くつろぎのカフェとミュージアムグッズ

室内の窓枠から気に入った庭園の風景を切り取りながら、あるときは客間座敷から硝子戸越しに移り行く庭園の季節を味わいながら、またあるときは屋外に繰り出してオープンな風の流れを肌で感じながら、いろいろなスタイルでのカフェを愉しむことができます。また、生活の中で楽しめる美術グッズについても、ご用意しております。

友の会のご案内

可月亭庭園美術館「友の会」会員には、庭園の四季折々の変化や美術展示企画のご案内をお届けし、また、「友の会」ならではの独自のイベント情報などを適宜お伝えしてお誘いいたします。さらには、庭園入園や美術展示入館の会員証(フリーパス券)に加え、カフェ利用やグッズ購入などにおいても会員特典を用意させて頂いております。入会には2千円と別紙申込書の提出が必要になります。特典を上手くご活用いただき、お楽しみください。

アクセス

〒965-0853
福島県会津若松市材木町二丁目5番7号
tel/fax 0242-27-2857

●会津鉄道野岩線・只見線・・・西若松駅にて下車(徒歩5分)
(東武線浅草から乗入れ)
●東北自動車道・磐越道・・・会津若松ICにて一般道へ(車で15分)

●開館時間・・・午前10時〜午後5時
●休館日・・・・毎週月曜日
●料金
 ・庭園+美術展示のセット
  入館料 400円
 ・庭園のみ
  入園料 200円
 ・美術展示のみ
  入館料 300円
 (18歳未満は半額となります。)

※団体割引をご希望の方は受付までお申し付けください。